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市民・市民団体がSDGsに取り組むために

SDGsが市民・市民団体にとって重要な理由

持続可能な開発目標(SDGs)は、国連加盟国の193ヵ国が2030年までに達成を目指している、世界共通の目標です。社会・経済・環境の3側面において、現代社会が直面している課題に対する17の目標と、169のターゲットが設定されています。

SDGs達成のために重要な役割の一翼を担っているのが、市民・市民団体です。市民・市民団体がSDGsに取り組むことで地域社会への貢献だけでなく、市民レベルにおけるSDGsに対する意識向上や政策変革への影響等のメリットが期待できます。

The LAZY PERSON'S guide to SAVING the WORLDの4段階の「できること」

本記事では、United Nationsが作成した『The Lazy Person's Guide to Saving the World』を取り上げ、市民・市民団体がSDGs貢献するための方法を解説しています。

本書に掲載されている4段階の「できること」では、日常生活におけるあらゆる場面であらゆる人が取り組むことのできることを紹介しています。SDGsを実践し始めるにあたってのガイドラインとしてご活用いただけます。

以下にて各レベルにおいてできることを一部紹介していきます。

ステップ1 ソファに寝たままできること ステップ1 ソファに寝たままできること
ステップ1 ソファに寝たままできること

  • ①電気機器を使っていない時は完全に電源を切って電気を節約する
  • ②ノートやデジタルメモを活用して印刷をできるだけしない
  • ③オンラインでのいじめを報告する

ステップ2 家にいてもできること ステップ2 家にいてもできること
ステップ2 家にいてもできること

  • ①シャワーの使用時間を短くする
  • ②簡易包装の商品を買う
  • ③窓やドアの隙間を塞いでエネルギー効率を高める

ステップ3 家の外でできること ステップ3 家の外でできること
ステップ3 家の外でできること

  • ①使わないものは寄付する
  • ②買い物にはマイバックを持参する
  • ③地元で買い物をする

ステップ4 職場でできること ステップ4 職場でできること
ステップ4 職場でできること

  • ①徒歩や自転車で通勤する
  • ②労働に関する権利について知る
  • ③職場でノーインパクト(地球への影響ゼロ)週間を実施する

The LAZY PERSON'S guide to SAVING the WORLDとは

4段階の「できること」の詳細な内容はThe LAZY PERSON’S guide to SAVING the WORLDに記載されています。

The LAZY PERSON'S guide to SAVING the WORLDとは、2018年12月にUnited Nationsにより作成された全2ページに渡る資料です。私たちの日常生活においてSDGsを実践するためにできることを簡潔に紹介しているガイドラインです。

本記事は『The LAZY PERSON'S guide to SAVING the WORLD』に基づき、独自の解釈を加えています。
詳細や元の文脈を確認したい場合は、以下のリンクから元の資料をご覧ください。

SDGsに取り組む意義・取り組みのヒント

資料名:
SDGsボトムアップアクションプラン2021
発行組織名:
一般社団法人 SDGs市民社会ネットワーク
発行年月日:
2022/9
資料の概要:
一般社団法人 SDGs市民社会ネットワークがSDGs達成に貢献するための政策をまとめた提言書です。 本書では、日本政府が発行する『SDGsアクションプラン』において、政府が示す「日本のSDGsモデル」の4つの重点事項に対してボトムアップの視点での重点事項と市民社会からのポイントを示し、市民社会が考える優先課題分野別の政策提言がまとめられています。
資料名:
消費者教育がミライをつくる! ~消費者市民社会とSDGs~
発行組織名:
日本弁護士連合会
発行年月日:
2023/8
資料の概要:
消費者の視点からSDGs達成に向けた取り組みや考え方が記載されている文書です。個人でできる取組だけでなく、企業・自治体・学校でできる取り組みに関しても記されています。
資料名:
SDGs実施指針 改定版
発行組織名:
SDGs推進本部
発行年月日:
2019/12
資料の概要:
日本政府が発行した、SDGsを達成するための中長期的な国家戦略を示した文書です。 市民社会は、「誰一人取り残さない」社会の実現に向け、市民の声を届け政策立案等に貢献し、連帯を通じて一人ひとりの行動変容と変革の旗振り役となることが期待されています。 また、協同組合をはじめ、地域の住民が共助の精神によって参加する公共的な活動を担う民間主体は、各地域に山積する課題の解決に向けて、自立と共生を基本とする人間らしい社会を築き、地域の絆を再生し、SDGsへ貢献していくことが期待されています。
資料名:
The World We Want A guide to the goals for children and young people(元本)
発行組織名:
SOS Children’s Villages International、Save the Children、 UNICEF、World's Largest Lesson(元本)
発行年月日:
2015/8 改定
資料の概要:
SDGsについて学ぶことができる子供向けのハンドブックです。SDGsに関連する用語や各ゴールがイラストとともに分かりやすく解説されています。
資料名:
私たちが目指す世界子どものための「持続可能な開発目標」(日本語版)
発行組織名:
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
発行年月日:
2015/8 改定
資料の概要:
SDGsについて学ぶことができる子供向けのハンドブックです。SDGsに関連する用語や各ゴールがイラストとともに分かりやすく解説されています。
資料名:
地方創生SDGs官民連携プラットフォーム
発行組織名:
内閣府地方創生推進事務局
発行年月日:
随時更新
資料の概要:
地方創生を目的として設置されたプラットフォームです。 会員になることでプラットフォーム上で主催イベント等の情報発信ができます。また、会員同士のマッチング支援や分科会への参加が可能となる等、SDGsへの取り組みの促進に資する機能が備わっています。